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トレーサー タイプ3 (TRASER TYPE3) 質実剛健なミリタリー時計。

トレーサー タイプ3
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皆さまいかがお過ごしでしょうか。stepです。今回は「トレーサー タイプ3 (TRASER TYPE3) P5900.506.33.11」の紹介をしたいと思います。トレーサーはスイスのmb-microtec社がプロデュースするブランドです 。映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」で主人公が着用した(着用したのはタイプ6ですが)事でも話題になったブランドですね。

トレーサー タイプ3 着用イメージ

まずこの時計の印象はまさに質実剛健。控えめなルックスの中に自信が伺えるデザインです。そして、この時計のサイズ感が実にちょうどいいんです。大きすぎず小さすぎず、威張り過ぎず消極的すぎずみたいな感じ。手首の細い人なんかにはおすすめのサイズ感です。控えめとはいってもベゼルのステンレスシルバーが何気にいいアクセントになっていますよね。 ベルトはテキスタイルとレザーの組み合わせで落ち着いたデザインです。 視認性はミリタリーウォッチと呼ばれるだけあって非常に良好で、12時間表示と内側に小さい文字で24時間表示が記されています。写真だとプラスチッキーで安っぽい感じに見える所もあるかもしれませんが、実物は見た目よりどっしりしていて質感はまずまずといった感じです。

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電池が切れてしまっていたので、まずは電池交換をします。いつも前回交換した日付をメモしているのですがこの時計はメモを忘れてしまいいつ交換したかわからないのですが、なんかついこの間交換した気がするんでよね(1年位前?の感じ)。電池の減りが早いのか。まあその辺のことは置いておいて早速電池交換しましょう。

電池交換作業

電池をネットで注文しましたが、次の日に届くという驚異的な早さにはいつも驚かされます。日本の配送システムとスピードは凄いです。ただ、このスピードを当たり前だと思わずに配達してくれる方にほんと感謝しないといけないですよね。

○裏ぶたはビス4本で止まっています。まずはビスを外して

トレーサー タイプ3 電池交換

○電池を交換します。電池はSR920SW。

トレーサー タイプ3 電池交換 sr920sw

○パッキンにグリスを塗ります。

トレーサー タイプ3 電池交換 グリス

シリコングリスはセイコーのTSF-451をいつも使用しています

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トレーサー タイプ3 電池交換 グリス2

○蓋のビスをもと通りに絞めて完成。

トレーサー タイプ3 電池交換 裏蓋ビス止め

○無事に動きだしました。電池の減りが早いような気もしてたので、もし壊れていたらショックだなあなんて少し考えながら作業してましたので無事に動いてくれて一安心。交換日時のメモも今回は忘れず記入しました。

トレーサー タイプ3 電池交換完了

電池の減りが早いのは自分の感違いであって欲しいです(笑)。

TRASER trigalight(トリガライト)

トレーサー タイプ3は質実剛健のミリタリー時計なんていう話をしましたが、この時計の大きな特徴に文字盤に搭載された trigalight(トリガライト)という機能があります。1988年当時は文字盤にトリチウム・ペイント・タイプが使用されていましたが、その時計から規定以上の放射能が計測された為、米国国防省によってミルスペック(軍指定装備規定)が改定された際に今までのトリチウム・ペイント・タイプに変わって新しく開発されたのがtrigalightです。どのようなものかというと小型のガラスチューブの中にトリチウムガス充填したもので、これがなんと自己発光し続けるという優れたシステムです。しかも従来の蛍光塗料の100倍位の視認性があるのだそうです。これを開発したのがトレーサーをプロディースするMb-microtec社です。ですので今回紹介しているタイプ3にも文字盤の外周及び短針・長針にそのチューブが装備されており、夜間の優れた視認性を確保しています。確かに夜に文字盤を見ると明るいですね。ただ、100倍かと言われるとよくわからないですけど(笑)、とにかく発光し続けるというのが凄いですね。 夜間に長時間作業する人とか、キャンプ・夜釣りをする人とか。ちょっといい例が見つかりませんが必要とする人にはかなり便利な機能かもしれません。タイプ3はトレーサーの中でもスタンダードな位置付けのモデルですがtrigalightを初めて搭載し、米軍に供給したモデルの復刻版でもあります。

トレーサー タイプ3 trigalight(トリガライト)

うまく写真では撮れなかったのですがこんな感じで発光します。又、実際は写真よりハッキリ明るく光ります。

※ミルスペック(MIL規格)とは一般的にアメリカ軍が必要とする物資の調達に使われる規格の総称、とりわけ米国国防総省が規定する装備品の耐久性能に関する規格の通称です。 なので時計では「タフさ」を示す基準としてよく話題になります。

スペック

【ムーブメント】クォーツ

【ケース】ポリエステル ベゼル部分:ステンレス 径:約37mm(リューズ除く)厚さ:約10mm 

【風防】 ミネラルガラス

【重さ】約41g

【防水】30m

【ベルト】ラグ幅18mm・表面:テキスタイル+レザー 裏面:レザー 

【その他機能】 trigalight(トリガライト)・デイト表示

トレーサー タイプ3 フェイス

9時と10時の間の「H3」はトリチウムガスの元素記号です。又、4時と5時の間の「T25」は トリチウムガスの使用量が925MBQ以下(日本の法律で定められています)である証が表記されています。写真を見るとわかると思いますが、外周のメモリ部分と針の上に乗っているチューブがトリガライトです。

トレーサー タイプ3 右サイド

右サイド

トレーサー タイプ3 左サイド

左サイド

トレーサー タイプ3 バックル

バックル部分。ベルト表面はテキスタイル。

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まとめ

今回は「トレーサー タイプ3 (TRASER TYPE3) P5900.506.33.11」の紹介でしたがいかがだったでしょうか。先ほども書いた通り大きさも丁度よく質実剛健な時計ですのでどんな服装にもマッチしますし、ミリタリー・ミルスペックという男心をちょっとくすぐる要素やtrigalight(トリガライト)という画期的なライトも装備されているので十分満足出来る時計だと思います。トレーサーにはその他違うタイプの時計も販売されているので色々調べてみると面白いですよ。

トレーサー タイプ3 着用イメージ2

ステンレスシルバーのベゼルがかっこいい。

トレーサー タイプ3 着用イメージ3

それでは、今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。腕時計に乾杯!