皆さまいかがお過ごしでしょうか。stepです。今回は「カシオ ペラ フィルムウォッチ FS-00」を紹介したいと思います。
この時計、フィルムウォッチと名が付いているだけあって、文字盤周りもミラーの様で光沢もあり厚さわずか5.5mm(実測)。とにかく薄いです。発売は2000年前後だったと思います。
実は今回紹介しているこの時計(FS-00)は復刻版といいますか、pelaシリーズといいますか、初代ペラは1985年(昭和60年)にFS-10(超薄型デジタルウオッチ)として発売され、その薄さとスタイリッシュさに瞬く間にヒット商品になり時計業界初のミリオンセラーモデルにもなりました。又、当時は「時計の薄さ」はメーカーの技術力の高さの証でもありました。
着用イメージ。スッキリしていていい感じだと思いませんか。
シルバーブレスと一緒に
FS-00の最大の特徴は薄いということですが、文字盤の表示が傾いているというユニークなデザインも大きな特徴です。以前紹介した「セイコー ジウジアーロ・デザイン w680-4070 復刻版」もバイクや車のハンドルを握った時に時計の表示を確認しやすいように傾斜(20度)が付けられていますが、このFS-00も人間工学にもとづいた何か深い理由があってこの角度に設定されたのでしょうか。その辺はよくわからないのですが。ただ、時刻確認のちら見がしやすいのはこの傾斜のおかげだと思います。最近はチプカシなどでも結構薄い時計が購入出来ますが、この時計はそれと比べてもずっと薄いです。
サイドより
電池交換
まずは電池が切れてしまったので交換をしたいと思います。所有本数が増えるとなんだかしょっちゅう電池交換している感じがします(笑)。この時計の電池は CR-1612 でちょっと珍しい型ですが、今でもネットで買うことが出来ますので助かります。今はわざわざ電池を買いに行かなくてもネットで注文出来て、配達までしてくれる凄い時代になりましたね。これがいい事なのかどうかは分かりませんが、便利なのは確かです。
裏ぶたをはずし、古い電池をはずして。
新しい電池を入れて、短絡させて、パッキンにグリスを少々。※写真では汚れていますがその後ちゃんと掃除しました。
裏ぶたのビスを閉めて。
交換完了。
スペック
【駆動】 クォーツ 電池式 (CR-1612)
【ケース】四角い部分(上下ボタン部分除く) 縦:約30mm 横:28mm 厚さ:約5.5mm
【重さ】約19g (ベルト含む)
【風防】 プラスチック
【防水】生活防水
【ベルト】樹脂製ベルト
【その他機能】ワールドタイム・テレメモ(DATA BANK)・アニメ表示機能・ストップウォッチ・アラーム
厚さ5.51mm。薄いですね。
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ペラ・フィルムウォッチ FS-00の使用感・思うこと
○デザインに関しては初代ペラの「薄さを追求し、樹脂製時計バンドの中に時計そのものを一体化してしまうという斬新で大胆なデザイン、 傾斜文字盤の利便」を引き継いでおり、80年代のかっこよさと当時にはなかった機能がうまく融合していると思います。又、前面パネルがミラーのようになっているのでその時々の景色が写り込んで、色々な表情が楽しめます。機能としては世界の都市時間や時差がわかるワールドタイムモードやテレメモ(30件)、その他ストップウォッチなどもついてます。あと面白いのは右上のボタンを押すとアニメがスライドショー的に表示されるモードがあります(車・パソコン・ロケット・・・・等々)。なかなか遊び心があって楽しいですね。又、バックライトはイルミネーターと時計に記載もありますが、全面発光するので夜間の時刻確認もしやすいです(向かって右下の点灯ボタンが大きくなっているので暗くても手探りでボタンが押しやすくなっています)。まあ、なんだかんだもう20年位前の時計になっちゃいましたが今でも現役で活躍しています。
正面より
サイドより
バックライト。全面発光なので夜間の時刻確認もらくらく
アニメ表示モード。車でしょうか?
パソコンでしょうか?
バイクでしょうか? このような表示が10種類以上ループして表示されるモード付です(笑)。
○装着感に関してはとにかく薄いし袖に引っかる心配もないので本当に着けているのを忘れる位です。「気にならない時計」という意味では言うことなしです。
チプカシだと周りと被ることは結構ありますが、フィルムウォッチは被る率で言えばかなり下がりますので人とはちょっと違う個性的な時計を探している人にはおすすめです。サイズ感も男性でも女性でも問題ないですし。ちょっと古いこんな時計をさりげなく着けられれば凄くオシャレだと思います。
まとめ
今回紹介したFS-00は古い時計ですが、今でもフリマサイトやオークション等で見かけることはありますし、フィルムウォッチにもデジアナタイプやその他カラーバリエーションなど色々な種類が当時発売されていましたのでもし興味があったら探してみるとお気に入りの一本に出会えるかもしれません。薄くて軽い時計、おすすめです。
どうでしょうか。
それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。腕時計に乾杯!