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スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルト・NATOベルトを取り付ける。 カスタム・改造。

スウォッチ ベルト カスタム
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皆さまいかがお過ごしでしょうか。stepです。今回はスウォッチ(SWATCH)に市販で売っている汎用ベルトを取り付けたので紹介したいと思います。ご存じの方は多いかと思いますが、スウォッチの本体とベルトの取り付け部分(ラグ部分)は専用設計になっていて基本的に純正のベルトしか取り付けられません。

このクロノグラフは昔(20年以上前)気に入って着けていたものですが、ベルトもボロボロになり何となく着けなくなってしまいました。当時交換ベルトを購入しようと探しましたが、なかなかのお値段に手が出ず、あきらめてしまったのを何となく覚えています。そして時が経ち令和の今に至っています。最近棚の時計を眺めている時に、この時計を久しぶりにまた着けたいなという思いが今回のカスタム・改造の始まりでした。早速切れていた電池を交換したら無事動いたのでまずはスウォッチ純正のベルトを検索。やっぱり結構のお値段。非純正のラバーベルトはお安く売っていましたが、やっぱりこの時計はレザーのベルトにしたい。昔、「スウォッチ ジョイントパーツ」「スウォッチ フィットパーツ」「スウォッチ アダプター」の様な名前(純正パーツなのかカスタムパーツだったのかは分かりません)で、一般的なベルトが取り付けられるような変換パーツがあったのですが今はもうないみたい。うーんどうしようとしばし考える。

スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルトを取り付けるカスタム・改造 フェイス

軽くて、ケースサイズも36mmとちょうどいい時計です。たぶん1992年製。

スウォッチを観察しながら思案

スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルトを取り付けるカスタム・改造 裏側

時計を見ながらどうしようか考えている時に、最初は自分でレザーベルトを作ろうと思っていたのですが、ふと「これ、ラグ部分の真ん中の2つの壁を取り除けば汎用ベルト(一般的にどこでも売っているベルト)が取り付けられるでしょ。ケースもプラスチックなので簡単に削れそうだし。」と思い即決。本体も軽いし両脇で留っていれば強度も大丈夫だろうと判断して方針を決定しました。まあ、大げさに書いていますがただ中間の壁2枚(両側合計4枚)を削るだけなんですけどね(笑)。

※ちなみにこのカスタムは大事な時計の本体を加工することになるので二度と純正ベルトは着けられなくなりますし、本体の重量やケースの素材によって強度の問題もあります。失敗すると時計自体も使えなくなる可能性もありますので自己責任で。又、stepはこのカスタムをおすすめしている訳ではありませんので一つの記録として、この人こんなことやってるなくらいの気持ちで記事を読んで頂ければ幸いです。

使用した道具

○デザインナイフ

デザインナイフ

細かい作業にはやっぱりこれ。

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○ルーター(stepが気に入って使用しているのはTACK LIFEのミニルーター RTD35ACL です)このルーターの良いところはフレックスシャフトという本体に接続して使う「細いグリップに変換出来るパーツ」が付属している点です。このフレックスシャフトによって細かい研磨等の作業が抜群にやりやすくなります。ルーターにも金額の幅がだいぶありますが、stepが日常使う程度ではこのミニルーターがあればもう十分です。しかもコストパフォーマンスは抜群ですので1台持っていると非常に活躍してくれます。

TACK LIFEのミニルーター RTD35ACL

ケースの右に巻かれて納まっているコードの様なものがフレックスシャフトです。

TACK LIFEのミニルーター RTD35ACL ケース

ケース付で持ち運びや収納にも都合がいい

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作業手順。こんな感じで削りました

①風防にマスキング。(作業中に傷つけないようにする為)

スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルトを取り付けるカスタム・改造 マスキング

②カットする壁2枚の縁にカッターで切りこみ線を入れる。ギリギリではなく少し手前。この切り込みを入れておくことによって、ルーターで削っている最中にもし割れた場合もここで止まる。かな?

スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルトを取り付けるカスタム・改造 デザインナイフでライン

③ルーターで削る(フレックスシャフトを使用しています)。一気に削らないで慎重に少しずつ。

スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルトを取り付けるカスタム・改造 ルーターで削り

あまりギリギリまで削ると継ぎ目が割れたり突き抜けたりするので多少突起が残る程度でOK。

④削った部分をヤスリなどで手動で整えて片側完成。

スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルトを取り付けるカスタム・改造 壁削り1枚完了

一枚ずつ焦らず壁を削ります

スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルトを取り付けるカスタム・改造 壁2枚削り完了

2枚の壁の削り作業完成(片側完成)。

⑤同じ工程でもう片方も作業。

⑥両側完成。

スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルトを取り付けるカスタム・改造 ベルトゲージで測定。ラグ幅17mm。

ラグ幅は17mmですね。

腕時計 ベルトゲージ

ベルトゲージ。ベルトのラグ幅が簡単にわかるので何気に便利。

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⑦ベルト取り付け。がたつきがないか確認。stepはスウォッチ純正のベルトピンをなくしてしまったのでバネ棒で取り付けましたが純正のピンの方が穴の径もマッチしているのでそちらの方が納まりは良いと思います。バネ棒の場合は長さ・太さを良く検討して取り付ける。

スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルトを取り付けるカスタム・改造 汎用ベルト取り付け

取り付けは通常のベルト交換と一緒。

⑧完成。

スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルトを取り付けるカスタム・改造 汎用ベルト取り付け完了

汎用のベルト取り付け完了。

とまあこんな感じです。

装着感・思うこと

私は腕時計のベルトを季節や気分に合わせて交換しています。今回のカスタムでスウォッチに汎用のベルトや自作ベルトが着けられるようになったのでグッと楽しみが広がったように思います。既に持っているベルトもラグ幅が合えば使いまわせますし、今後を考えても汎用のベルトなら金額もそうですが、デザインの選択膜も増えますので良いのではないかと。個人的には満足しています。装着感に関しては強度も問題なさそうですし特に違和感もありません。見た目もかわりませんね(笑)。

スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルトを取り付けるカスタム・改造 完成

どうでしょうか。

スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルトを取り付けるカスタム・改造 着用イメージ

汎用レザーベルト着用イメージ

スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルトを取り付けるカスタム・改造 ダイソーNATOベルト

汎用ベルトが取り付けられるということはNATOベルトでもOK。NATOベルトはダイソーで100円のものを取り付けています。ダイソーのNATOベルトについては以前に記事にしていますのでそちらをどうぞ。

スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルトを取り付けるカスタム・改造 ダイソーNATOベルト取り付け

ガラッと雰囲気が変わってこれもいい感じ。

スウォッチ(SWATCH)に汎用ベルトを取り付けるカスタム・改造 ダイソーNATOベルト着用イメージ

まとめ

今回は「スウォッチに汎用ベルトを取り付ける」という記事でしたがいかがだったでしょうか。純正のベルトを購入すればいいじゃないかと言われるとそれまでですが、その辺は諸事情もありますので大目に見て下さい。そうそう、今回のカスタムとは直接関係ありませんが、今なら(この記事を書いたのは2019.10です)スウォッチ直営店で「バッテリー無料交換サービス」をやっているところもありますので、もし電池が止まったまま眠っているスウォッチがあるなら持って行けば復活出来るかもしれませんよ。実施店舗はネットで検索すればお近くの店舗がわかります。こんなアフターサービスは嬉しいですよね。いつまでも続いてほしいサービスです。

スウォッチ(SWATCH)クロノグラフ2本

お気に入りのスウォッチのクロノグラフ2本。左は以前の記事でも紹介したもの(たぶん1994年頃製)。右は今回カスタムして汎用ベルトを取り付けたもの(たぶん1992年頃製)。またしばらく楽しめそうです。

それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。腕時計に乾杯!