皆さまいかがお過ごしでしょうか。stepです。
今回はめがねホルダーを革とマグネットを使って自作してみました。
眼鏡って一時的に外したい時ってありますよね?そんな時に胸ポケットなんかに挿したりすると、かがんだ時などに落下の危険があります。又、ズボンのポケットや上着のポケットに入れるとレンズが傷つくのが心配です。stepも胸ポケットについ挿して、顔を洗う時に落とした経験があります。
そんな眼鏡を一時的に外す時に、自分の使いやすい自由な場所に簡単装着のめがねホルダーがあれば便利でよね。
ということで、早速作ってみましょう。
今回は出来るだけ簡単・シンプルに、そして短時間で作りたかったので切った貼ったで済むようにします。針や糸は使いませんよ。ではではレッツ、レザークラフト!!
おおまかな構成
まず、どんなものを作るのかを簡単に書くと、衣類の内側にマグネット(ダブル)付きのベースを入れて、衣類の外側からマグネット(シングル)付きのめがね掛けを貼り付けて固定するみたいな感じです。要は衣類をマグネットで挟むだけですね。言葉だとよくわからないですね(笑)。まずは完成したものを写真で見て下さい↓。
完成はこんな感じ。
奥がマグネット(ダブル)付きのベースで手前がマグネット(シングル)付きのめがね掛けです。手前のアール(湾曲)している部分に眼鏡を引っかけます。
準備したもの
〇牛革 (3mm)→本体の革に使う
これはたまたま手持ちで余っていた厚3mmの革です。細長いのは気にしないでください(笑)。
〇牛革(1mm)→表面に貼る革
〇マグネット ダイソーで購入。超強力マグネット13mm(ネオジム磁石)4個×2セット
〇接着剤1 ダイソーで購入、100円。エポキシ2液混合タイプ→磁石と磁石の接着に使う
〇接着剤2 セリアで購入、100円。コニシボンド GPクリアー速乾→革と革の接着に使う
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作成の流れ
作成の流れをザっと書いてみます。
①本体革の切り出し
3mmの革を本体に使います。サイズは写真上(ベース部分・衣類内側)は幅:75mm/高さ:20mm、写真下(めがね掛け部分・衣類外側)は幅:80mm/高さ20mmで設定。
めがね掛け側の革を5mm長くしてあるのはめがねを掛ける部分のアール(湾曲)を作る為です。
②磁石の位置決め
磁石を革に埋め込むので磁石を仮置きして・・・
くり抜く部分をマーキング。
磁石を埋め込むので磁石の厚みと本体革の厚みが同じ位が理想ですかね。そんな厳密なものでもありませんが。
③穴あけ
マーキングした部分をカッターやポンチを使って穴あけ。この辺はもう適当に穴開けしちゃってください。
かなり雑な穴あけです(笑)。まあ、裏だし磁石を埋め込んだら目立たなくなりそうなのでこれでOK。
④磁石の接着
接着剤1(ダイソーで購入したエポキシ2液混合タイプ)で磁石と磁石を接着してダブル磁石を作る。
検討した結果、ベース側の磁石はダブルにした方が色々な厚みの衣類に対応できるので接着してダブルにします。まあ、磁力は少しでも強い方が衣類を挟んだ時にがっちり固定できるということですかね。
⑤磁石の埋め込み接着と表面革(1mm)の貼り付け
ベース革には穴を開けてしまうので磁石を埋め込むと表に磁石が見えてしまいます。なので表面は目隠しの意味で1mmの仕上げ材の革を貼ります。接着剤が乾いたら縁をカット。
ちなみに、磁石の埋め込み接着(磁石と革の接着)には「エポキシ2液混合タイプ」を、革と革の接着には「コニシボンド GPクリアー速乾」を使いました。
ベースパーツは磁石がダブルなので1つ分は飛び出しています。
めがね掛けパーツは磁石はシングルなのでピッタリ埋め込まれています。
⑥デザインを決める
この段階までデザインを考えていない訳ではないですが、思い描いていた形にカットして整えていきます。もちろんシンプルに四角のままでもいいでしょうし、今回のように中央部分を少し細くして、めがねを掛けやすくするなんてのもアリですよね。
切り出し完了。上:ベースパーツ 下:めがね掛けパーツ
⑦角の処理とコバの処理
へり落としで角を整えて・・・
トコノールでコバを磨く。
⑧磨き
いつも紹介しているお気に入りのレザーワックス「革の達人」で軽く磨いて最終仕上げ。
⑨完成
表面
裏面
磁石でくっつけるとこんな感じ。
上からみたところ。中央の隙間に衣類を挟む感じです。そして上側が湾曲しているのは、めがねを掛けやすくする為です。
並行して茶色も作ってみました。ちょうど磁石も2セット買って2個余っていたので・・・。
ベースパーツは共通です。気分や服の色によって使い分けようと思います。
使用感とおもうこと
着用するとこんな感じ。どうでしょうか。見た目はちょっとアレですが、凄く便利です。又、自分の好きな位置に簡単に移動できるのもなかなかいい。
ダウンジャケットにだって使用できます。
ベースの磁石をダブルにしたことでかなりガッチリ固定出来ています。走ったり、飛び跳ねたりしてもズレたり落ちることもありませんでした。もちろん強くぶつかったりすれば外れると思いますが。
使用感は思いのほか良かったです。正直、もっと早く作ればよかった・・・。
ただ、注意点として、大事なめがねを掛けるので、使用は自己責任で。又、磁石を使うので帯磁の危険もありますし、ペースメーカー等に影響を及ぼす可能性もありますので注意が必要です。
まとめ
今回はめがねホルダーを革とマグネットを使って自作してみました。
外出時など、ちょっとした時のめがね置き場に困っている人には結構いいアイテムだと思いますので、もし興味があったら作ってみて下さい。わりと簡単に作れると思います。
茶色は結構目立ちますね(笑)。もう少し小さくてもよかったかも。
ちなみに裏技的な使い方ですが、ベースパーツとめがね掛けパーツを逆(ベースパーツを衣類外側)に付ければ、ちょこっと違うデザインも楽しめたりします。
それでは、今回はこの辺で。皆様の生活の何かの参考になったら嬉しいです。最後までお付き合い頂きありがとうございました。腕時計に乾杯!