皆さまいかがお過ごしでしょうか。stepです。
最近、めがねホルダー(めがね掛け)に凝ってしまって(笑)、今回もまたまためがねホルダーを自作しました。1作目(レザークラフト)、2作目(100円ショップの材料で)、今回は3作目のめがねホルダーになります。
というのも、1作目、2作目で作っためがねホルダー
1作目↓
2作目↓
を便利に使っていたのですが、ごくたまに腕が下からめがねに当たった時にめがねを落としそうになったことがありました。
それを改善すべく今回はめがねロック機能を備えたマグネット式めがねホルダーを新たに考えました。まあ、1作目・2作目のめがねホルダーでも問題なく使えるんですけど、より便利なものをということで。
基本的な構成は1作目と一緒。それではざっくりと作り方を書いていきます。
準備したもの
〇牛革 (3mm・画像上)→本体の革に使う
〇牛革(黒1mm・画像左下)→表面に貼る革
〇牛革(茶2mm・画像右下)→表面に貼る革
黒と茶の2種類作るので表面の革も2種類用意。
〇ヘアー金具 セリアで購入→ベース金具に使う
セリアの手芸コーナーに売ってました。
〇マグネット セリアで購入。「丸型超強力マグネット4P」「と長方形超強力マグネット4P」を各1セット
本当は長方形タイプを2セット買いたかったのですが売り切れていたので丸型と長方形1セットずつ購入。
〇接着剤1 ダイソーで購入、100円。「エポキシ2液混合タイプ」→磁石と革の接着に使う
↑ダイソーで購入した「エポキシ2液混合」
ちなみにセリアにも「エポキシ2液混合」は売ってましたよ
〇接着剤2 セリアで購入、100円。「コニシボンド GPクリアー速乾」→革と革の接着に使う
〇ばねホック
バネホックは11.5mmのものを使用しました
作成の流れ
今回も黒と茶の2種類を同時に作っていきます
構成は表パーツ(めがねを掛ける、表に出てくるパーツ。革製)とベースパーツ(服の内側に入る裏側のパーツ。金属製)の2種類で服を表と裏から磁石の力で挟む感じです。
作成の流れをザっと書きますと・・・
まずは表パーツの作成
①本体革の切り出し
左側の3枚:黒タイプの材料 右側3枚:茶タイプの材料
②磁石の位置決め
こんな感じで穴を開ける部分等に印を付ける
③穴あけ
カッター・ポンチ等を駆使して穴あけ
サイドをヤスリ・ドレッサー等で処理
ドレッサーはカットした部分等をやするのに便利
YAHOO!ショッピングで「NT DRESSER S-10P」を探す
④ホックの取り付け
こんな感じでホックを打ちます
⑤磁石の埋め込み接着と表面革(1mm)の貼り付け
革と革の貼り付けには「コニシ GPクリアー」
革とマグネットの貼り付けには「エポキシ2液混合タイプ」
磁石の貼り付け完了。
ここまでで表パーツの作成は一旦置いておいて、
次にベースパーツを作って行きます
⑥ヘアー金具の分解 (ベースパーツの作成1)
ヘアー金具の表はこんな感じです
サイドから
まずはヘアー金具を分解します。ヒンジ部分をくいきりで壊すと・・・
ちなみにくいきりは昔100円ショップで購入したもの
こんな感じで分解出来ます。ベースパーツに使用するのは写真の上の金具のみ。
⑦余分な金具を切り落とす (ベースパーツの作成2)
邪魔な部分(上下の飛び出している板)を・・・
くいきりで切り落とす。
綺麗な「縁が立ち上がった板」になりました
⑧ベースパーツにマグネットの位置決めと接着(ベースパーツの作成3)
表パーツを並べて接着するマグネットの位置(間隔)を決めて・・・
エポキシ2液混合タイプで接着
ちょっと汚いwwですが、サイド部分にもたっぷり接着材を盛ります
マグネットの幅とベースの金具の幅が丁度良くて納まりがいいです。
ベースパーツはマグネットを2枚重ねて使います。ベース側のマグネットはダブルにした方が色々な厚みの衣類に対応できるのでダブルにします。まあ、磁力は少しでも強い方が衣類を挟んだ時にがっちり固定できるということですかね。
もっと挟む力を強くしたければもう1枚重ねて3枚になんてことも出来ます。まあ、マグネットは2枚重ねで十分だと思いますが。
ここから表パーツの作成を再開します
⑨表パーツの縫い合わせ
ロック部分の革(表面の革)を重ねて、サイドを縫い付けて・・・
⑩表パーツの形を整える
ハサミで形を整えて・・・
さらにヤスリ・ドレッサー等で仕上げていきます
⑪コバ処理
トコノールでコバの処理
⑫仕上げ
毎度紹介しているお気に入りのレザーワックス「革の達人」で磨いて最終仕上げ。
⑬完成
表側 表パーツは黒と茶の2種類作りましたが、ベースパーツは1つを使いまわします(2個同時に着けることないので)。
裏側
上から。めがねが掛けやすいようにアール(たわむように)に作っています。
とまあ、こんな感じです。手順がかなりざっくりなのでわかりにくくてすみません。完成した写真を見てもらえれば大体の様子はわかると思います。ちなみに1作目も似た感じの作り方なのでそちらも参考にしてみて下さい。
めがね落下防止機能と使い方
使い方
装着・・・服を「表パーツ」と「ベースパーツ」でマグネットの力で挟んで装着します。
めがねを掛ける時・・・めがねホルダーのアール部分にめがねのツル(テンプル)1本を引っ掛ける。室内やしょっちゅうめがねを掛けたり外したりする時はツル1本で掛けた方が使いやすい
めがね落下防止機能・・・めがねホルダーのホックを外し、その間にめがねのツル(テンプル)2本を挟んでホックを留める。室外やめがねをホルダーに掛けたまま移動したりする時にはホックでロックするので、めがねを落としにくくなり安心。
ツル(テンプル)2本を挟んで・・・
ロック完了。ツルを2本入れないと意味がないので注意。
使用感とおもうこと
実際に使用してみて使い勝手は依然作っためがねホルダーと大差はありません。ただ、外出時や長時間めがねを外している時にはつる2本を通してロックしておけばだいぶ安心感がありますね。又、しばらく使ってみて、ロックの手間もホックの付け外しだけなので特に面倒に感じることもありませんでした。
茶タイプを装着
どうでしょうか。結構目立つかな(笑)。
上からみるとこんな感じでめがねが掛かっています
見た目は賛否両論ありそうですが(笑)、今回も出来るだけシンプルに作ったつもりです。最近マグネット式のめがねホルダーを立て続けに作りましたがとりあえずは満足したものが出来たと思っています。
それと毎度書いていますが、注意点として、大事なめがねを掛けるので、使用は自己責任で。又、磁石を使うので帯磁の危険もありますし、ペースメーカー等に影響を及ぼす可能性もありますので注意が必要です。
まとめ
今回は「めがね落下防止機能付きのマグネット式 めがねホルダー」を自作してみました。
作成にはホックを取り付けたり、縫う部分があったりと多少の手間はかかりますが、落下防止機能はかなり有用だと思います。通常使用で、さらにホックでロックをかけていればそうそうめがねが落ちることはありません。もちろん、強い力でぶつかってめがねホルダーごと取れてしまえばめがねも一緒に落下してしまいますが。まあ、そん時はあきらめましょうかね(笑)。
黒タイプを装着するとこんな感じ
黒タイプの方が目立たなくておとなしい感じですね。こっちのほうが個人的には出番が多そうです。
それとそうそう、そのうち首から吊り下げるタイプ(ネックレスタイプ?)のめがねホルダーも作ってみたいなぁ、なんて考えています。その時はまたブログで紹介します。おいおいまだ作るのかよww。
それでは、今回はこの辺で。皆様の生活の何かの参考になったら嬉しいです。最後までお付き合い頂きありがとうございました。腕時計に乾杯!