皆様いかがお過ごしでしょうかstepです。
今回は L 字ファスナー財布をまたまた作ったので紹介してみたいと思います。
なんとこのブログで紹介するのはもう3作目になります。「またかよっ」と言わずにどうぞお付き合いください(笑)。
ちなみに 一作目二作目のL 字ファスナー財布はこちらからどうぞ。
1作目
2作目
今回またL字ファスナー財布を作った理由としては
1.私は財布をズボンの前ポケットに入れるのでもう少し小さくしたかった 。
2.毎回黒の牛革で作っていたので違う色・違う革で作りたかった。
3.ただ何か作りたかった(笑)。
っていう感じですかね。 今回はサイズ的な実験要素が強いので、もし使いにくかったら元の L 字ファスナー財布に戻そうと思っています。 今使っている L 字ファスナー財布(2作目)は容量にも余裕があり、使い勝手はかなり良好なので。
完成後のサイズの比較
左(今回作ったもの):約 横11cm×縦8.5cm×厚2cm 右(2作目):約 横12.2cm×縦10cm×厚2cm
どうでしょうか。劇的な差ではないかもしれませんが、ポケットに入れてみるとだいぶ違うのが分かります。
作成の様子
それでは今回はかなりざっとですが作成の様子を書いてみたいと思います
ちなみに今回の L 字ファスナー財布は特に便利機能が付いているわけではなく、至ってシンプルな造りとなっています。作り方も一作目二作目と基本的に同じですので興味がある方はそちらをご覧になってみて下さい。ただ、革の色・素材はちょっと気分を変えて違うものを選んでみました。
材料・準備したもの
○リザード革(トカゲ革)→ 外装に使う
stepが近くのレザーショップとういかクラフト関係?の店で購入したリザード革はこんな感じです。財布の他にも色々と小物を作りたかったので大き目のものを購入しました。
東急ハンズなんかでも見たことがありますのでお近くの方は行ってみるのもいいかもしれません(ただ、店舗によって違いがあると思うので電話で確認してから行った方がよさそうですが)。
又、はぎれでも丁度いい大きさのものがあればそれでも十分だと思います。
○牛ヌメ革 A4サイズ(1mm)1枚→ 内張及びカード入れ部分に使う
外装はリザード(トカゲ革)だけだと薄いので牛ヌメ革と貼り合わせて使用します
○牛革はぎれ→中央の小銭入れ(小物入れ)に使う
写真の革は以前「レモン」という100円ショップで100円で購入したものです。
○ファスナー(YKK) 20cm
ファスナーは信頼のYKKを使用しました。
YAHOO!ショッピングで「ykk ファスナー 20cm」を探す
道具
○レザークラフト用具 【カッター・マット・革包丁・銀ペン・ボンド・トコノール・針・糸(ロウビキ済)・菱目打ち・ホビーバイス・ガラス板・へり落とし・ポンチ・ホック打ちと打ち台・ゴムハンマー・ローラー・コバ磨き棒・ロウ・はんだこて等・・・】。出来れば専用品を用意すると作業がしやすいのは、トコノール・針・糸・菱目打ち・へり落とし・ホック打ちと打ち台ですかね。ほかの道具はアイデア次第で色々なもので代用が可能だと思います。何気に100円ショップで代用品を探すのも楽しかったりします(笑)。
※レザークラフト道具一式がセットになったものも販売されていますのでまとめて欲しい方は・・・
YAHOO!ショッピングで「レザークラフト 工具 セット」を探す
作成の流れ
①型紙を作り、コピー用紙で試作してサイズ感等、その他おかしな所がないかを確認
②レザーを型紙に合わせて切り出す。レザーに線を書く時は「銀ペン」が便利。銀ペンとは簡単に言えば銀色インクのボールペンですかね。銀ペンは何種類もありますが、私が使用しているのは「schneiderのK1」というペンです。ノック式ですし、替え芯なんかも販売されてますのでおすすめ。
③小銭入れ部分とまちは先に作って縫い合わせておきました。
鍵はよく使うのでサイドに簡単なホルダーを付けてすぐに取り出せるようにしてあります。
④外装のリザードと内張の牛革を接着剤で貼りつけ、かたちを整える
接着剤は縁だけに付けて接着します
次にリザード革の余分な部分を切り落とす。最初から外装革と内装革を同サイズに切って貼り合わせてしまうと、折り曲げた時にズレが生じるので外装は大き目にしておいて貼り合わせ、一度折り曲げた状態にした後にカットします。
外装カット完了
⑤本体とカード入れ部分の革を細い両面テープ(もちろん接着剤でもOK)で仮止め
⑥ファスナーを取り付けてしまうとコバ処理がやりにくい所は適宜先にやっておく
⑦ファスナーの取り付け
stepが小物を縫う時にいつも使っているのは上の写真に写っているバイスです。テーブルに挟んで固定するタイプや吸盤で貼り付けるもの、又、首が自由に動くものなど色々とあるので自分の使いやすいものを一つ持っているとレザークラフトでも何かと役に立ちますのでおすすめ。
ファスナー取り付け完了
⑧先に作っておいた小銭入れ+マチ部分を本体に取り付ける
縫っている時に穴がズレないように針で固定すると作業しやすい。
⑨ファスナー取っ手の作成
ファスナーに元々ついていた取っ手はニッパーでカット。レザーの取っ手を付けます。2つ折りにしたレザーを真ん中で縫っただけの簡単なものです。
⑩最終コバ処理
コバの磨きは終わりはないのでまあ、適当なところで(笑)。
⑪「革の達人」で軽く磨いて完成
いつも気に入って使用しているレザーワックス「革の達人」です。
完成
サイドはこんな感じ
中身はいつもながらシンプルです。両サイドにカード、中央に小銭(小物入れ)、お札は2つ折りで中央スペースに入れます。カードですが数枚をまとめて両サイドにがばっと入れる感じです。いつも使うカードは決まっているのでこの方式で十分。
使用感・おもうこと
今回は小型という事を意識して作成しましたが、完成品実寸で約 横11cm×縦8.5cm×厚2cmでした。小型といえどお札は2つ折りで入れたかったのでこのあたりのサイズが限界なのかなと思います。
使用感ですがやはりサイズとしては小さいに越したことはないですね。特にズボンの前ポケットに入れる私には実際使ってみると小型化の効果は大きいです。前ポケットがパンパンに膨らんでいるとやっぱりダサいですもんね(笑)。
容量的にはそこそこのお札と小銭、カードは10枚位なら入りますので今の私には十分です。ただ、1つ残念な点はたまにお札がファスナーに引っ掛かることがあります。ちょうどカーブしているあたりで。
これを改善するにはお札をしまう時に丁寧に奥まで差し込むことを心がけれることが大事なんですが、会計って何気に慌ただしい時が多く、雑になってしまうことがあるのでこの辺は反省して気を付けていきたいと思っています。ちなみにお札を3つ折りにすれば引っ掛かることはありませんよ。
色柄については黒い財布を持つことが多かったstepにはリザードの質感、色味はとても新鮮で満足しています。
まとめ
今回は「小型・シンプル L字ファスナー財布を自作する。とかげ(リザード)革編」でした。まあ、今までいくつか財布を作りましたがどれも一長一短ですな。なかなか奥深くて楽しいです。
新しい財布に変えてから一か月位経ちますが、使用してみて思ったことはやっぱり小さい財布って持ち歩きやすいなあ。という事です。これ以上小型化をするにはお札は3つ折りにしてカードサイズの財布って感じになるんですかね。そのうち作ってみようかな(笑)。
チプカシの自作レザーステッカー時計とお揃いで。
それでは、今回はこの辺で。最後までお付き合い頂きありがとうございました。腕時計に乾杯!