皆さまいかがお過ごしでしょうか。stepです。今回は災害時や車中泊などの簡易トイレについて考えてみましたのでどうぞお付き合い下さい。
最近の日本は大規模な自然災害が毎年のように起こっています。台風・地震・土砂災害・津波・火山噴火・等々・・・。
地震に関して言えば、世界で起こる地震の約2割は日本で発生しているそうです。世界に対しての日本の国土を考えると凄く高い割合ですよね。
そんなことを考えていると災害っていつ自分に起こってもおかしくないと思うんです。
毎年沢山の方々が災害によってつらい思いをされています。そんな出来事をニュースでみると早く落ち着いた生活に戻れるように願うばかりです。
そこで、自分でも何かしてみようと思い、今回はトイレ事情について考えてみました。災害時はもちろんのこと、車中拍、アウトドアでもトイレがない・緊急性が高い場合でも活躍してくれるようなものを考えてみようと思います。
出来るだけ費用をかけずに、簡単に作れる、材料も手に入りやすいということをコンセプトに準備しました。
ということで、とりあえず「ダイソー」へ・・・(笑)。
準備したもの
〇取っ手に雑巾が干せる蓋つきバケツ(8L):ダイソーで購入。200円 (約 幅:25cm×奥行25cm×高さ21.5cm)
〇緊急簡易トイレ(1回分):ダイソーで購入。100円 水が使えなくても簡易トイレがすぐできる
パッケージ表 男女兼用タイプです
パッケージ裏
中身を開けると・・・左から、パッケージ・凝固剤1個・汚物袋1枚(約ヨコ65cm×タテ50cm)・処理袋1枚(約ヨコ18cm×タテ45cm)が入っています。
簡単に使い方を書くと、
①便器やバケツ等に汚物袋(黒い袋)を被せる。
②使用後に汚物の上に全体に行きわたるように凝固剤をふりかける。
③その後汚物袋を取り出し、袋の口をしっかし結び、処理袋(白い袋)に入れて破棄。
という流れです。
〇保温チューブ(1m):カインズホームで購入。98円 住宅給水管の結露防止や保護等に使われるもの
材質はポリエチレン。触った感じは弾力があって柔らかい
サイドに切れ込みが入っています。stepが購入したのは一番細いサイズで約:外径35mm/穴径18mmです(実測なのでズレがあるかもしれません)。
それでは早速作っていきましょう。作るっていってもたいしたことしませんが(笑)。
今回は上記材料を使って2タイプ考えてみました。
タイプ1
バケツの縁が若干おしりに食い込んで痛いので保温チューブでクッションを作ります。又、汚物袋を被せた時の押さえの意味もあります。おしりが当たる部分に適当に長さを合わせてハサミでチョキン。
次にトイレットペーパーホルダーを作ります。
片方の取っ手を外します(下にずらすと外れます)。
取っ手にトイレットペーパーを通して・・・
元々、上の写真のように取っ手が下に落ちないようにストッパー(突起のようなもの)で支えられていますが、トイレットペーパーを設置した後はストッパーの下に取っ手が来るように付けます。
こんな感じ↑。ストッパーの下に取っ手が来るように。
※注意 トイレットペーパーは少し使ったもの(ロールの厚みを減らす)じゃないと設置できません。ロールが分厚いと引っ掛かってしまいます。
まあ、無理にここにトイレットペーパーを設置する必要もないと思いますが、折角思いついたのでここに付けたかったのです(笑)。
タイプ1完成。前から
サイド
上から
実際に汚物袋を被せてみます。クッション材(保温チューブ)は汚物袋を押さえる感じで上からはめ込みます。
これでいつでも使用可能な状態になりました。
持ち運びや収納時はバケツの中に一式入れて蓋をしてしまえば、車等に積んでおいてもただのバケツで便器だなんてわかりません。
タイプ2
タイプ2は蓋を便座利用します。蓋付きのバケツをわざわざ購入したのはこの為です。
マスキングテープでカットする部分を決めて・・・
カッターで・・・
カット!! 角にバリがある場合はヤスリ等で取っておきましょう
※蓋はツルツルしているのでカッターで切る時、気を付けないと危険です。また、一度で切ろうとしないで何度も何度も刃を入れてく感じで少しづつ切っていくといいです。
タイプ2完成。
汚物袋を被せたところ。汚物袋は蓋でしっかり押さえられます。
実際に座ってみるとおしりをのせる部分に多少幅があるのでそんなに痛く感じませんでした。このまま使えそうです。
ちなみにstepは15~16cm角程度の穴を開けています。
それと、緊急簡易トイレ(汚物袋・凝固剤等のセット)は沢山用意しておいたほうが安心ですね。ダイソーでも100円で買えるし、ネットでまとめて買うのもいいかもしれません。
目隠しはどうする?
災害時で断水状態でも自宅の便器が使えればわざわざバケツで便器を作らなくても緊急簡易トイレ(汚物袋・凝固剤等のセット)だけで何とかなりそうですが、何かしらの理由で家の外で用を足す場合は目隠しが必要です。又、遊びで使う(車中泊・キャンプ・渋滞等)場合でも車が大きければ車内で済みそうですが、車が小さい場合は車外で用を足すようになりますのでこれもまた目隠しが必要です。
そんな時はこんなものはどうでしょうか?イメージとしてはこれ↓
ワンタッチの着替えテント 120×120×H195cm(写真のもので)
収納するとこんな感じになる
どうでしょうか?こういうのを一つ持っていると、災害時だけでなく、レジャーでも活躍しそうだと思いませんか?
ワンタッチ式を選べばすぐにプライベート空間が作れるのでとても便利そうです。トイレに行きたくなっても場所さえあれば数十秒で組み立てられそうですし。又、トイレのない場所でキャンプをする場合にも、着替え・トイレ用として組み立てておけば何かと役に立ちそうです。
着替えテントは値段もサイズも色々ありますのでよく比較検討して購入することをおすすめします。
YAHOO!ショッピングで「着替えテント ワンタッチ」を探す
まとめ
今回は災害時、その他車中泊・アウトドアで使えるトイレを考えてみました。
普段から災害に備えて避難バッグ(非常用持ち出しバッグ)を作っておくのはもちろんのこと、簡易トイレも作っておけば何かの時にきっと役に立つと思うんです。
家庭に1つ用意するもよし、車に1つ積むもよし、もし興味があったら作ってみて下さい。
タイプ1とタイプ2の2種類作りましたが、個人的にはタイプ2の方が余分なパーツが少ない分好みかな。
今回の簡易トイレはまだ耐久性はよくわかりませんし、使う人の体型や体重で破損等の危険がある場合がありますので作る場合はあくまで自己責任でお願いします。ちなみにstepの体重は65kg位ですが、何とか使えそうです。
それでは、今回はこの辺で。皆様の生活の何かの参考になったら嬉しいです。最後までお付き合い頂きありがとうございました。腕時計に乾杯!
おまけ
切り抜いた蓋はマジックテープで取り外しが出来るようにしておきました。申し訳程度のやっつけ仕事ですが(笑)。やっぱり蓋があったほうが収納時に中身が見えなくていいですもんね。
それと、材料調達の時にカインズホームで見つけた「フタ付きハードコンテナ」。多少値が張るけどこんなのを使うのもアリかなと思いながら・・・結局はちょっとコンセプトとズレるので購入はしませんでしたが。
サイズはいくつか置いてありましたが、タイプ11(幅:200mm×奥行349mm×高さ181mm)で1個650円位でした。
この箱は積み重ねが出来るので高さ調整が可能。しゃがむのが辛い場合は高さを上げると楽かも。
フタ付き。ハードコンテナと言うだけあって、なかなかガッチリした箱でした。タイプ2のようにフタに穴を開ければトイレの完成。
例えば、こんな感じで2段にして上の箱はトイレで、下の箱は物入として・・みたいな使い方もありですよね。便座位置も上がるので姿勢も楽そうだし、どうでしょうか。