皆さまいかがお過ごしでしょうか。stepです。今回は「セイコー ファイブスポーツ スピードタイマー (6139-6130)」の紹介をしたいと思います。この時計は1960年代後半から1970年代にかけて主に若者を中心に人気を集めた機械式の時計です。クロノグラフも搭載。 「セイコー ファイブスポーツシリーズ」には色々なモデルが存在しますが、 当時セイコーは精力的にこのシリーズを展開してたようです。今見てもとてもかっこいいですよね若者に人気が出たのも頷けます。どうでしょうか。stepの個体はシリアルナンバーから1970年製造だと思われます。実に50年前ですよ。なんか歴史を感じますね。
着用イメージ。
ちなみにこの時計の名前にも入っている5(ファイブ)の由来ですが、
①ダイヤショック(振動に強い)
②ダイヤフレックス(切れないゼンマイ)
③オートマチック(自動巻き)
④デイデイトの表示
⑤防水機能
これらの5つの機能・特徴を有するというのが由来だそうです。
スペック
【駆動】機械式 自動巻き
【ケース】 材質:ステンレス 約:縦47mm(ラグ含む)×横41mm 厚:13mm
【重さ】約83g (写真のレザーベルトの状態です。純正ベルトはステンレスですのでもう少し重たいです)
【風防】 ガラス
【防水】3気圧
【ベルト】 純正はステンレス ラグ幅:19mm
【機能】デイデイト表示 ・クロノグラフ
正面より
右サイド
左サイド
裏側
ちなみに上の写真のベルトは「スライド式バネ棒」を取り付けています。その名の通りベルトの付け根の丸い球をスライドさせるだけで簡単にベルトが外れるので、ベルト交換をしょっちゅうするような人にはもってこいの商品で非常におすすめ。ただ、自分でベルトにポンチ等で穴をあけるか、お店で加工してもらう必要があります。
装着感・思うこと
私がこの時計を購入した理由としては単純にデザインが好きだったからです。ブラックとレッドの色使いにオレンジ針が良い差し色になっています。ベゼルにはタキメータ (tachymeter) の目盛りがあり、計器チックな感じも男心をくすぐりますよね。使わないけど(笑)。また、ステンレスのケースが特徴的な形で、円と角の両方の良さが出ています。この形がなんともオールドな雰囲気を醸し出しているというか。ノスタルジック感がたまらんです。私が購入(20年位前に中古で)したときは純正のステンレスベルトはついておらず、駒が伸び切った感じのどっかから持ってきたあり合わせのベルトがついていました(笑)。でもstepはこの時計にはレザーベルトを合わせる事が多い、というか好きですのでレザーベルトで使用しています。夏は一応ステンレスのベルトに替えたりもしますけど(あっ、さっきの購入時のベルトじゃないですよ 笑)。サイズ感としては大きめですので存在感もあってシンプルな服装の時の良いアクセントになってくれます。
どうでしょうか。オレンジの針が何気にお気に入り。
自作のレザーベルトを取り付けてみました。
また違った感じで、これはこれでいい感じ?どうなんでしょうか。
まとめ
今回は 「セイコー ファイブスポーツ スピードタイマー (6139-6130)」 の紹介でしたがいかがだったでしょうか。もちろん整備は必要ですが大事に使えば50年前の時計が今でも元気に時を刻んでいるんですから、凄いですよね。といっても50年前なんて時計年代からすれば大した事もないんでしょうけど自分の年齢と照らし合わせてみると何か色々と感慨深いですね。これからも末永く長く付き合っていきたいものです。 今回紹介した時計は特に有名なものではありませんが、スピードタイマーの「茶馬」とか「茶ツノ」なんて呼ばれている6138-0040というモデルは有名でファンが沢山いますよね。うん、かっこいいです。このシリーズはデザインが素敵なものが多いので色々と調べてみると楽しいですよ。当時ものを探すのもいいですし、現行のセイコー ファイブを見てみるのもまたいいのではないでしょうか。
それでは、今日はこの辺で。最後までお付き合い頂きありがとうございました。腕時計に乾杯!