皆さまいかがお過ごしでしょうか。stepです。今回は「ダイソーの500円時計 ミリウォッチ」をカスタム・改造をしましたので紹介したいと思います。
まず、イメージは「使い込んだヴィンテージ風」です。この時計はベトナム戦争モデルと言われる有名なデザインに似ているということもあるので、それならばと「数々の困難を乗り越えてケースに傷が付き、多少錆なんかも出てきている」みたいなカスタムにしました。なので敢えて汚れなんかも付けています。数々の困難って、ただダイソーの時計売り場にぶら下がっていただけの時計ですけどね(笑)。それではいってみましょう。ちなみにカスタムは自己責任で。
※掲載写真のベルトはブラックだったりオリーブだったりしますが、付け替えて楽しんでいます。ちなみにカスタムした時計のベースはダイソー ミリウォッチのブラックモデルです。ベルトは両色ともダイソーで単品販売(100円)もされていますので気軽に付け替えて楽しめますね。
ベルトはオリーブに変更しています。
こっちのベルトはブラック。どうでしょうか。
準備したもの
○時計本体:ダイソー ミリウォッチ ブラックモデル(500円)
○プラサフ(手持ちで車用のが余っていたので使ってみたが←後に悲惨な結果に・・・)
○ラッカースプレー:シルバー色(油性) ダイソーで100円
○コピックスケッチ YR16(アプリコット) 針やインデックスの着色に使いました
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○マッキーセット 油性マジック
○耐水ペーパー 600番~1000番位
○マスキングテープ
○塗装ベースと塗装クリップ 100円ショップで売ってます(stepはセリアで購入しました)
塗装ベースと塗装クリップはあると便利
カスタムの手順
1.時計の裏蓋を外す。ラグの付け根の部分に裏ぶたを外す為の凹みがあります。
2.機械押さえ(白いプラスチック)・リューズ・電池・文字盤などをばらす。
電池も含めて6つのパーツにバラせます。
リューズは先の細いもので上の写真の部分を押しながら引けば抜けます。
3.リューズは差したままで裏ぶたを閉める。
塗装の為に裏蓋は一時閉める
塗装が入らないようにリューズはしっかり押し込んでおく。裏蓋及びリューズには一応パッキンが入っていましたのでしっかり締めておけば塗装は入らないと思います。
4.風防をマスキング。大き目に貼って縁の部分を爪でなぞって印を付けたら、カッターで時計本体に傷を付けないようにカット。
マスキングは大きめに
マスキング完了
5.ケースにヤスリがけ。
600番~1000番あたりで下地をつくる
6.プラサフの吹き付け。ここで問題発生!stepの手持ちのプラサフが古すぎて吹いたら霧状ではなく液体で出てしまいケースがベタベタに・・・(試し吹きの時は良さそうだったのに途中から液状になってしまって悲惨な事に)。この為に新しいプラサフ買いに行くのもなぁ・・・う~ん。しばし考える。そして作業続行に決定。ベタベタになったプラサフは布でふき取り強引に次の作業に。シルバー塗装の定着が多少心配ですが、気にしない事に(笑)。
プラサフは新しいのを使いましょう(笑)。
7.ラッカースプレー(シルバー)の吹き付け。案の定、定着がいまいち。ヤスリで削りスプレーしてまたヤスリで削りスプレーを何度か繰り返す。
どっちみち擦ったりヨゴレを後で付けるのであんまり細かいことは気にせずに大胆に
8.ケースの塗装を乾かしている間に文字盤のインデックスと針に着色。着色の際は力を入れて針を曲げてしまわないようにやさしく撫でる感じで細心の注意で。 使ったペンはコピックスケッチ YR16(アプリコット)を使用しました。
塗る場所は適宜バランスをみて決める。ちなみに塗った場所の蛍光は効かなくなりますのでよく考えて塗りましょう。
私の場合はこんな感じにしました
9.ケースの塗装が乾いたら、ばらした時の逆の手順で元に戻す。
10.マッキー(各色)を塗って錆や使い込み感を表現する。この辺は個人個人の好きなように塗ればいいと思いますし、マッキーに拘らず手持ちのペンで試してみるのもありだと思います。ちなみにstepの塗り方としてはヤスリで下地の黒を少し出したり、マッキーを塗ったらすぐ指でこするという方法で着色を繰り返して経年のヤレ感を表現してみました。一応、リューズや裏ぶたも塗りました。
シルバーの塗装が粗くみえますが気にしない(笑)。
下地の黒もうまく利用しながらヤスリやマッキー各色で錆やヨゴレを表現。
11 完成。途中ハプニングもありましたがなんとか。
とまあ、こんな感じです。
左:カスタム前 右:カスタム後
フェイス
右サイド
左サイド
裏側
使用感・思うこと
ダイソーのミリウォッチのカスタム・改造をしましたが、これはどうなんでしょう(笑)。ここまでケースがボロイ感じだと逆に不自然に見えたり見えなかったり・・・。文字盤のオレンジはちょっと鮮やか過ぎましたかね。蛍光塗料が焼けた感じを出したかったんですが、でもまあ見やすいしアクセントにもなっていると思うのでこれはこれで満足してます。塗装は指で触った感じではすぐには取れそうにないのでしばらく楽しめそうです。もし落ちてきてしまったらまたマッキーでぬりぬりしましょうかね。ヨゴレを落とすのではなく付けるっていうのは何か変な感じですけど。
かなりの困難を乗り越えた感があります(笑)。
まとめ
今回は 「ダイソーの500円時計ミリウォッチ」をカスタム・改造するという記事でした。最近話題のミリウォッチは500円という値段を考えるとかなり良い出来の時計だと思いますし、もちろんそのまましても十分かっこいいですよね。 以前ミリウォッチを紹介した記事でも書きましたが、ちょっとミリタリーの雰囲気を楽しむだけならこれで十分なんじゃないかと思います。カスタム前の時計を褒めてしまっていますが、もし興味があれば今回のような自分だけの特別な時計に仕上げてみるのも楽しいですよ。ケースは塗らなくてもインデックスと針の色を変えるだけでも表情はガラッと変わりますので、そんなプチカスタムもおすすめです。
そうそう、このブログでも腕時計のカスタムや改造等をよく紹介させて頂いてますが、周りとはちょっと違う個性的な時計を探している人には「手作り腕時計専門店の通販サイトJHA Online Store」 は面白い時計が沢山あって楽しいですよ。個性的な時計が購入できます。
オリーブのベルトもいい感じ
それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。腕時計に乾杯!