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そうだ、そこそこ小さい(コンパクト)財布を作ろう・・・。飛び出す鍵と、お札確認機能付き。

小さい(コンパクト)2つ折り財布を自作
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皆さまいかがお過ごしでしょうか。stepです。今回は「そこそこ小さい財布」を作ったので紹介したいと思います。

個人的に好きな財布は「L字ファスナー財布」で、このブログでもいくつか紹介していますが、最近、ブログで薄い財布を作った記事を書いてから色々な形の財布に興味を持ち、またまた財布を作ってしまいました。「また財布かいっ」と言わずどうぞお付き合い下さい(笑)。

今回の財布はタイトルの通りそこそこ小さい財布です。最近流行りのミニマリスト財布やキャッシュレスに特化したような超小型財布ではなく、そこそこカードが入って、そこそこ小銭が入って、そこそこお札が入るという感じの財布です。キャッシュレスには以降しきれず、使うかもしれないポイントカードを多少は持ち歩きたい私には丁度いい財布なわけです。

小さい財布を自作。イメージ

完成した財布はこんな感じ。

前回の薄い財布の時は勢いで作った感がありましたが、今回は型紙も作ってそこそこ検討wもして作りました。基本的には今まで作ったL字ファスナー財布の中身を応用した財布で、完成時のボリュームはだいたいわかっていますので迷わず突き進みました。

今回の財布は2つ折りのシンプルな使いやすい財布を目指しました。

それでは簡単ですが、作った様子を書いてみます。

材料・準備したもの

○牛革(1.6mm) しっとりしなやか、スムース系→ 外装に使う

牛ヌメ革 (1.0mm) コシがあって少し固め→ 内張・仕切り・フラップ・小銭入れ部分に使う

小さい財布を自作。材料
上:外装に使用 下:内張・仕切り等に使用

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バネホック

レザークラフトでよく使うホックには大きく分けて「バネホック」「ジャンパーホック」とがありますが今回使用するのはバネホックです。

※ジャンパーホックはばねの構造がリングになっているのでバネホックより保持力が強く、厚い革に適しています。今回は財布なのでそこそこな力で開くバネホックを使用。

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○レザークラフト用具

【カッター・マット・革包丁・銀ペン・ボンド・トコノール・針・糸(ロウビキ済)・菱目打ち・ホビーバイス・ガラス板・へり落とし・ポンチ・ホック打ちと打ち台・ゴムハンマー・ローラー・コバ磨き棒・ロウ・はんだこて等・・・】。出来れば専用品を用意すると作業がしやすいのは、トコノール・針・糸・菱目打ち・へり落とし・ホック打ちと打ち台ですかね。ほかの道具はアイデア次第で色々なもので代用が可能だと思います。何気に100円ショップで代用品を探すのも楽しかったりします(笑)。

※レザークラフト道具一式がセットになったものも販売されていますのでまとめて欲しい方は・・・

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作成の流れ

①型紙の作成。サイズを決めたら、コピー用紙とホチキスで試作して納まり等、実際のお札やカードを入れながら確認する。

小さい財布を自作。型紙
小さい財布を自作。型紙2

お札がちゃんと入るかを確認してっと・・・

②外装の革(1.6mm)と内張の革(1.0mm)を接着剤で貼りつける。外装の1.6mmだけだとちょっと薄いかなと思ったので貼り合わせて強度を高めまました。最初から外装に厚い革を使っていればこの手順はいらないのですが、L字ファスナー財布を作った時の革が余っていたのでこんなことをしていますw。まあ、裏側も綺麗な革になるしこれはこれでOK。

小さい財布を自作。外装貼り合わせ
接着剤は極力薄く

③型紙に合わせて切り出す。

小さい財布を自作。材料切り出し

革に線を書く時は「銀ペン」が便利。銀ペンとは簡単に言えば銀色インクのボールペンです。黒い革等の濃い色にも色がしっかり乗るのでマークしやすいです。銀ペンは色々ありますが、私は「schneiderのK1」というペンを使っています。ノック式ですし、替え芯なんかも販売されてますのでおすすめ。

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④カード入れ・小銭入れ・鍵ポケットの作成。そこにあらかじめマチも取り付けて中身(内部パーツ)を完成させておく。内部パーツは縫う順番をよく考えながら作らないと後では縫えないなんてこともあるので注意が必要です。最後に内部パーツと札仕切りと外装を縫い合わせます。

小さい財布を自作。内部パーツ完成
内部パーツ完成
小さい財布を自作。内部パーツ完成2

小銭部分は途中で縫い目を入れてかさ上げしています。下部に小銭が溜まってカードと干渉すると財布が締めにくくなるのを防止しています。又、上の飛び出している部分は小銭が落ちないようにするためのフラップです。

小さい財布を自作。内部パーツ完成 飛び出す鍵

私の財布では定番の「飛び出す鍵」。飛び出し具合も確認。

⑤バネホックの取り付け。

ホックはカード入れの革に直接取り付けるとカードがホック引っ掛かって入れにくくなったり、カードにキズが付くのでベロを作ってカード入れの外で受けます。又、対のホックは札入れの革に取り付けますが、お札に引っ掛からないようにちょっと加工して平らな金物がお札側に来るように取り付けます。現段階ではちょっと何言ってるかわからないかもしれませんが(笑)、後々の完成後の写真等を見て想像して下さい。すいません。

小さい財布を自作。バネホック
ホックの取り付け完了
小さい財布を自作。バネホック2
リューターで加工
小さい財布を自作。バネホック3
本来は化粧ボタンを付けるのですが出っ張ってしまうので、お札側には引っ掛からないように平らな金物を加工(金物の足が長いのでリューターで切断)して取りつけます。
小さい財布を自作。バネホック4
お札の外側のホック
小さい財布を自作。バネホック5
お札側(お札と接する側)。平らな金物取付完了。

⑥3つのパーツの完成

小さい財布を自作。3つのパーツ
上:内部パーツ 中:札仕切り 下:外装

ここまでくれば3つのパーツを縫い合わせるだけです。完成が見えてきました。

⑦まずは「札仕切り」と「内部パーツ」を縫い合わせる。

小さい財布を自作。「札仕切り」と「内部パーツ」を縫い合わせる

⑧「外装と「札仕切り+内部パーツ」を縫い合わせる。

小さい財布を自作。外装縫い付け
適当な針を使って革がズレないようにしておくと縫いやすい
小さい財布を自作。外装縫い付け2
黄色いマスキングテープは縫わない部分を隠しているだけです。忘れて縫っちゃいそうだったので(笑)。

レザークラフトで縫う時に作品を固定する道具として有名なのは「レーシングポニー」がありますが、stepが小物を縫う時にいつも便利に使っているのは上の写真にも写っているバイスです。テーブルに挟んで固定するタイプや吸盤で貼り付けるもの、又、首が自由に動くものなど色々あるので自分の使いやすいものを一つ持っているとレザークラフトでも何かと役に立ちますのでおすすめ。バイスにも鉄製のゴッついものやホビーバイスといったような軽量のものまで色々あります。ちなみにstepが使用しているのはホビーバイスです。

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⑨トコノールでコバ処理

小さい財布を自作。コバ処理

黒いトコノール

⑩「革の達人」で軽く磨いてクリーニングと艶出し

小さい財布を自作。革の達人

最後は綺麗に磨くと気分が上がります。

この「革の達人」、色々な革に使用出来ますし値段も手頃なので個人的にお気に入りのレザーワックスです。

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⑪完成

小さい財布を自作。完成

使用感・思うこと

今回作った「そこそこ小さい財布」のサイズは約 横9.7cm×縦8.5cm×厚2.3cm(実寸)でした。このサイズをどうとるか、まあ、そこそこ小さい財布には丁度いいサイズではないでしょうか。

小さい財布を自作。完成

手で持つとこんな感じのサイズ感。

小さい財布を自作。L字ファスナー財布と比較
上:現在使用中のL字ファスナー財布(4作目) 下:今回の財布 ちなみに2つとも同じ革で作っています

実際にお札2枚、カード8枚(手前に4枚・奥に4枚)、小銭12枚・鍵1本入れるとこんな感じ。手前によく使うカード、奥にあまり使わないカード類(免許・保険証等)なんて分けて使うといいかも。

小さい財布を自作。収納例

財布を開いている時に小銭が落ちないようにフラップを付けました。

小さい財布を自作。収納例2

お札は広く開くので取り出しやすいです

この位の量だと厚さもほぼ変わらず余裕ですね。ちなみにカードは倍の16枚位までなら入ります。結構厚くなっちゃいますが。でも、小さい割に収納量は満足できる財布に仕上がったと思います。

そして特別な機能「飛び出す鍵」

小さい財布を自作。飛び出す鍵

この革紐を引くと・・・・

小さい財布を自作。飛び出す鍵2

ど~ん・・・。このまま鍵穴へ(家の鍵など。車の鍵はダメですよw)。

次に「お札確認機能」

小さい財布を自作。お札確認機能

財布の角をめくると・・・・・

小さい財布を自作。お札確認機能2

親指でチラッと・・・確認できます。財布を開かなくてもいいので、会計前に「お札何枚あったかなぁ」とか「周りに気づかれずに確認したい」なんていう時には便利。そんな状況あまりないと思いますが(笑)。

まとめ

今回は「そこそこ小さい(小型)財布」を作ってみました。最近はコロナの関係で休みの日は家にいることが多いので財布をいくつか作ってしまいました。

ただ、作るのはいいのですが使うのは基本的に1つなのでどれを使おうか悩んでいます。←楽しい悩み?どの財布も色々と考えて作った思い入れのある財布なので・・・。う~んどうしよう。あれっ、これ腕時計も一緒の悩みじゃないか(笑)。

小さい財布を自作。イメージ2

それでは、今回はこの辺で。皆様の生活の何かの参考になったら嬉しいです。最後までお付き合い頂きありがとうございました。腕時計に乾杯!