皆さまいかがお過ごしでしょうか。stepです。今回は「セイコー8M11-7000 EQUIPMENT FOR PROFESSIONAL」の紹介をしたいと思います。
この時計は10年位前に見た目の繊細でスタイリッシュな感じと、スモセコと思いきやモード選択ダイヤルの付いたデザインが気に入って購入した時計です。発売されたのは1980年代で「高機能高級機」的な位置づけで販売され、主にビジネスシーンを意識した時計だったようですね。
どうでしょうか。シュっとしてますよね。
機能としてはホームタイムの他にローカルタイムが2つ設定できるようになっています。ローカルタイム1及びローカルタイム2はそれぞれホームタイムとは独立してはたらく別時刻を表示できます。又、ローカルタイム1、2は時針が24時間で1周する24時間制の表示をします(分針は通常通り60分で1周)。 それと、最近ではアナログにアラームという組み合わせはあまり見ないような気がしますが、この時計はアラーム機能も搭載しており、このアラーム音が「キュリリーン・ キュリリーン ・ キュリリーン 」という感じの音で実に心地がいいのです(音が聞かせられないのが残念ですが)。 ただ、アラーム音量は小さいので静かな場所じゃないと気付かないですかね(笑)。
操作としてはリューズを回すことによってモード選択ダイヤルが切り替わり、それぞれの機能が使えるようになりますが、その際の針の移動するギミックというか動きがなかなか見ごたえがあります(時針と分針がそれぞれ独立したモーターで駆動して様々な役割を果たしているらしいです)。見た目の感じとしては電波時計が自動に時刻を合わせる時の針がパラパラパラと動く感じに似ていますね。今でこそ当たり前の動き方ですが当時(1980年代)では結構新鮮な動きだったのではないでしょうか。その辺が高機能高級機にリンクしているのかもしれません。世界を飛び回るビジネスマンにはピッタリの時計だと思いますが、そういう人たちが当時この時計を選んだのかはわかりません(笑)。
モードダイヤル 「MATCH」は0位置を調整するモードです
簡単に設定方法を書くと、リューズを回すことでモード選択。設定したいモードに合わせてからリューズを引くと時刻の設定が出来るようになります。向かって左下のボタン押すことで時針が進み、同じ要領で左上のボタンで分針を合わせる事ができます。長押しすれば早送りで針を送る事も出来ます。
電池交換
以前着けようとした時に電池が切れていて、その後換えよう換えようと思いながら放置していました 汗・・ 。やっと電池も購入しましたのでまずは電池交換から。
裏蓋を外す。電池は「SR920W」
電池交換完了
無事動き出しましたので一安心。
使用感・思うこと
ケースサイズは約34mmとちょうどいい大きさで、厚さも薄めなので腕への納まりはとても良いです。まさにビジネス時計という感じですかね。ステンレスのベルトもしなやかで着け心地も良好。又、ベルトは艶消し仕上げなので割と高級感もあります。スーツスタイルやジャケットスタイル(ラフな感じでも)にはもちろん似合うと思いますし、シンプルな時計ですので着け方次第でオンオフ問わずに楽しめるのではないかと思います。stepはむしろプライベートで着ける為に購入しました。
当時はリューズを回して時刻を合わせるのが当たり前の時代にボタンで針を動かしたり、モード選択時の針のギミックはハイテク感を漂わせていたに違いありません。何にしても30年位前のクウォーツ時計が今でも何の問題もなく使用出来る当時の時計の品質と日本の技術は素晴らしいと思います。
自作レザーブレスと一緒に。
スペック
【駆動】 クォーツ 電池式 (SR920W) 時針/分針独立モーター
【サイズ】約34mm(リューズ除く) 厚さ:約7.5mm
【重さ】約68g
【ケース】 ステンレス
【防水】日常生活防水(3気圧)
【ベルト】 ステンレス( 艶消し仕上げ)・プッシュ式バックル
【その他機能】アラーム・ ホームタイム+ローカルタイム(2カ国)・0位置修正モード
フェイス スタイリッシュでなかなかいいと思いませんか。
右サイド
左サイド
裏蓋
プッシュ式バックル
まとめ
今回は「セイコー8M11-7000」の紹介でしたがいかがだったでしょうか。この時計は今回紹介した「シルバーモデル」の他に「ゴールドとのコンビモデル」もあったようです。今でもたまにオークションやフリマサイトで見かけますし、価格もかなりリーズナブルで出品されていることもありますので、もし気に入ったら探してみるのもいいのではないでしょうか。私の時計もやっと電池交換をすることが出来ましたので、またしばらく楽しめそうです。
自作ブレス(ブラック)
自作ブレス(ブラウン)
それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました。腕時計に乾杯!