皆さまいかがお過ごしでしょうか。stepです。
今回は「TUDORのOYSTER PRINCE(オイスタープリンス)オートマチック」の紹介をしたいと思います。
この時計は若い頃に中古で購入したものです。
TUDOR(チュードル)と言えばロレックスのディフュージョンブランドであったため、ムーブメントは違えど開発や製造又、パーツの共用などロレックスのノウハウが詰まった質の高い時計を送り出しているブランドとしても有名ですよね。
そのTUDORも2018年から日本での正規販売が開始されてからはTUDORの読み方も「チュードル」から「チューダー」へ変更されました。現在ではロレックスとのパーツの共用等はなくデザインも独自の路線に進んでいますし、ムーブメントも自社製ムーブメントを開発するなどマニュファクチュールブランドとしての地位を確立しています。
自分的にはチュードルと散々呼んできたので何となくしっくりこないのですが(笑)。今回の時計はアンティークであり、チュードル時代の時計という事もあってこの記事内では「チュードル」と呼ばせて頂きたいと思います。
さて、今回紹介するチュードルのオイスタープリンスですが、製造は1950~1960年代。12時位置のインデックスに大きな薔薇をあしらった通称「デカバラ」と呼ばれているモデルです。
何故薔薇?なんて思う方もいるかもしれませんが、TUDORの名前の由来は15世紀末~17世紀初までイギリスで繁栄したチューダー朝であり、その王朝の紋章の「薔薇」をロゴに採用している為です。
チュードルロゴも最初は「TUDOR」のみ→→「盾の中に薔薇」(通称:盾バラ)→→「小さい薔薇」(通称:小バラ)・「大きい薔薇」(通称:デカバラ)→→「盾」のみ 現在
のように移り変わってきたようです。通称デカバラは薔薇ロゴ時代の「大きい薔薇」があしらわれているモデルをさします。一般的には小さな薔薇(通称:小バラ)が多かったようです。
stepも12時位置にド~ンと鎮座する大きな薔薇に惹かれて購入したのを思い出します。なんかアンティーク感というか、王朝感というか、そんなのを感じますよね。
仕様
【駆動】機械式(オートマチック)
【ケース】約:横 34mm(リューズ 除く) 縦:40mm(ラグ部含む) 厚:12mm(風防含む) /オイスターケース
【重さ】約99g (ベルト含む)
【ベルト】ラグ幅:19mm
【防水】–
【風防】プラスチック ドーム風防
【主な機能】 時刻表示 3針 センターセコンド
フェイス
右サイド リューズは共用ですね
左サイド ラグ部分に外側からも穴が開いているのでベルト交換もラクラクで個人的に好きなケースです。
裏蓋 オイスターケースも共用なのでロレックスのロゴ等が入っています。
使用感・思うこと
ぱっと見はシンプルですが、よく見ると文字盤には独特なくさび形のインデックス、そしてデカバラの所以でもある大きな薔薇のロゴがド~ン。と隠れた主張がお気に入りです。又、デイト表示がないのもスッキリしていて好みです。
サイズは34mmと手首サイズが若干細めのstepには理想的なサイズ。装着しても腕回りにごわつきもないのでスーツ・ジャケットスタイルでもOK。もちろんカジュアルスタイルでもOKとオールマイティに使えます。ステンレスのベルトが付いていますが、革ベルトに交換すればもっともっとコーディネートの幅が広がりますよね。
デメリットや気に入らない所を考えてみたのですが・・・特にありませんでした(笑)。
まとめ
今回は「TUDORのOYSTER PRINCE(オイスタープリンス)オートマチック」の紹介をしました。
ロレックスのディフュージョンブランド時代の時計という事もあり、オイスターケースを始めとし、文字盤(ロゴ・ドーフィン針・インデックス等)の質感も高く、装着していてもとてもしっくりきます。又、現行モデルでは決して味わえない独特の雰囲気はこのデカバラの魅力です。現行のロゴには薔薇は使われていませんので。
チュードルのアンティークウォッチは実店舗はもちろん、ネットショップ・個人売買でも取引されていますのでもし興味があったら探してみて下さい。
それでは、今回はこの辺で。皆様の時計選び・時計ライフの何かの参考になったら嬉しいです。最後までお付き合い頂きありがとうございました。腕時計に乾杯!