皆さまいかがお過ごしでしょうか。stepです。今回は「セイコー SKX007 (7s26-0020)」通称 ブラックボーイの紹介をしたいと思います。
夏に向かってだんだんと温かくなってきましたが、夏と言えばダイバーズウォッチ。まだ春ですが(笑)。ただ、最近の5月・6月と言えば気温が30度近くまで上がる日もあったりして気分はもうダイバーズウォッチ。
今はコロナで世界中が大変なことになっているので、感染拡大防止の為に不要不急の外出はもちろん、レジャーなんていうのも当分お預けですが気分だけでも時計で味わっていきたいものです。掲載写真はちょっと前に撮った写真なので夏っぽくなくて申し訳ないです。むしろ冬っぽい写真(笑)ですがどうぞお付き合い下さい。
ロングセラーなブラックボーイ
SKX007はセイコー5シリーズで海外向けに作られたモデルで、1996年あたりから実に20年以上生産されているロングセラーモデルです。
カラーバリエーションとしても黒文字盤に黒ベゼルのSKX007(ブラックボーイ)の他にも、オレンジ文字盤のSKX011(オレンジーボーイ)や濃紺の文字盤に青赤ベゼルのSKX009(ネイビーボーイ:これはよくペプシカラーなんて呼ばれています)などがあります。それぞれ特徴のある時計で世界中に沢山のファンがいます。これだけ長く生産されたモデルなので愛称がついたり人気が高いのは当然ですよね。というか、人気が高いので長く生産されているということでしょう。
又、このボーイには生産拠点が2種類あって型番の末尾で区別されているんだそうです。末尾が「J」の場合は日本生産で「K」の場合は海外生産。
日本生産のものには文字盤下部に「MADE IN JAPAN」の文字や「21JEWELS」の石数が印字されています。又、カレンダーの文字の組み合わせも「J」は英語/アラビア語で「K」は英語/スペイン語といったように違いがあるようです。
まあ、基本的に同じ製品ですし同じ品質検査を受けているはずなので機能的にどちらが劣るということはないでしょうから値段と自分の拘りで購入すればいいんじゃないかと思います。相場が高いのは「J」の日本生産のようです。こんなこともちょっと頭に入れておくと購入の際に役立つんじゃないかと。ちなみにstepが所有しているのは「K」です。
最近新生セイコー5(SEIKO 5 SPORTS)で後継モデルのようなものが発売されたので、ボーイ関係(SKX型番)は生産終了だとか廃盤だとか言われていましたが実際のところはよくわかりません。かなり本数は売れた時計ですのでこの先、中古で購入することは出来そうですが、新品が欲しい方は今のうちに買っておくのもありなのかなあとも思います。
ちなみに似たような立ち位置(海外向けモデル)のセイコーのダイバーズウォッチ 通称「ブラックモンスター」や「オレンジモンスター」などと呼ばれる時計もあるのですが、これまた世界中に沢山のファンがいます。キャリパーも同じ7s26を使用。この時計も非常に魅力的な時計です。ブログでもオレンジモンスターの記事を書いていますので興味のある方はどうぞ。
左:ブラックボーイ 右:オレンジモンスター
ケースサイズはだいたい同じぐらいですがオレンジモンスターの方が大きく見えますね。これはカラーの関係なんでしょうね。
仕様
【駆動】 機械式(21石 自動巻き 7s26ムーブメント:秒針ハック機能なし 手巻き機能なし)
【サイズ】横:約42mm(リューズ除く) 縦:約45mm(ラグからラグ) 厚さ:約13mm
【重さ】約130g(ステンレスベルト使用の場合)
【ケース】 ステンレス
【風防】ハードレックスガラス
【ベルト】 ステンレス, ウレタン
【防水】200m
【その他機能】デイデイト表示(日付・曜日)・ 逆回転防止機能ベゼル・ねじ込み式リューズ
フェイス
右サイド
左サイド
裏側
使用感
SKX007の場合、デザイン・カラーリングはこれぞ、ザ・ダイバーズ時計って感じですね(笑)。もう言う事はないです。4時位置のねじ込み式リューズもGOODでかっこいいですし、インデックスも大き目のドットで視認性も良好です。正にダイバーズウォッチのお手本的なデザイン。
付け心地ですが、純正のステンレスブレス(ジュビリータイプ5連)がこれまたいい感じなんです。一見ジャラジャラしてちょっと安っぽさもあるんですが、はめると手首に吸い付く感じでフィットするので着けていて非常に気持ちがいいです。まあ、ステンレスブレスがいいと言っておきながら、個人的にはこのブラックボーイにはウレタンバンドを付けた見た目が好みなので今は主にウレタンバンドを付ける事が多いです。
純正のステンレスベルト
今まで装着していたウレタンバンドが傷んでいたので、今夏に向けて新しいベルトに交換しました。使用バンドはいつも気に入って使っているSEIKOのウレタンバンド(DAL0BP)ラグ幅22mm。他に所有している「ツナ缶」達もラグ幅22mmなので常に1本は予備で持つようにしています。
新品のウレタンバンドに交換しました。
1年を通して基本はウレタンバンドなんですが、汗をかかない時期はNATOタイプのレザーベルトなんかにも交換して、違う雰囲気を楽しんでいます。こんな感じもなかなかいいと思いませんか?
ブラックボーイのケースサイズは42mmで重さ130グラム程度なのでどっしりしています。42mmというサイズは結構大き目だと思いますが、愛称はボーイなんですね。外胴プロテクターのプロフェッショナルダイバー(ツナ缶)なんかは50mm位ありますのでその辺と比べてのボーイなんですかね。よくわからんですが。
ちなみにブラックボーイのボーイサイズ「SKX013」ケース径38mmなんていうのも存在するので、もはや何がなんだか複雑な状態になっています(笑)。ただ、腕が細目の人なんかにはこちらの方がしっくりくるかも。
最近は小振りで軽い時計ばかり着けていたので久しぶりに着けたらちょっと重さを感じました。年ですかね。でも時計って最初はちょっと重く感じてもすぐ慣れてしまいますよね。
という事で、特に不満もない優秀な時計です。値段についてですが、私が購入したのはもう何年も前ですが、当時1.7万位(実勢価格)だった記憶がありますので非常にコストパフォーマンスも高い時計です。
現在は高くなってしまっているようですが、これは一時的なものなんでしょうか。それとも廃盤や生産終了が決定したりして新品の数が少なくなって価格が上がっているのでしょうか?この辺はよくわかりません。
まとめ
今回は「セイコー SKX007 (7s26-0020)」通称 ブラックボーイの紹介をしました。ダイバーズ時計好きの丘ダイバーのstepは春夏秋冬関係なくダイバーズ時計を着けますが、やっぱり似合う季節は夏ですよね。日焼けしたちょっと太めの腕にブラックボーイなんて最高にかっこいいじゃないですか。←stepは腕は太い方じゃないのでとても憧れる(笑)。
それとこのブラックボーイは社外品のカスタムパーツが豊富で、ベゼル・プロテクター・風防・文字盤・針・ベルト等々沢山のパーツが販売されているのも有名な話で、世界中にブラックボーイ(他のボーイ含む)のカスタムを楽しんでいる人がいます。今はインターネットで情報も豊富ですし、パーツも購入出来るので自分だけの特別な1本をカスタムするなんていう楽しみ方もいいですよね。是非ブラックボーイを気に入ったら色々と調べてみて下さい。
あ~記事を書いていたらネイビーボーイもオレンジボーイも欲しくなってしまった・・・。
それでは、今回はこの辺で。皆様の腕時計選び・腕時計ライフの何かの参考になったら嬉しいです。最後までお付き合い頂きありがとうございました。腕時計に乾杯!